ユーザーの満足度や収益にも影響する、UIの重要性とは?

ユーザーの満足度や収益にも影響する、UIの重要性とは?

Webサイトを設計する上で、切っても切り離せない関係にあるのがUI(ユーザーインターフェース)です。システムやアプリの開発の場面ではよく聞く言葉で、すでに一般用語ともなっていますが、なぜUIが重要なのか、また設計のポイントについて、しっかりと理解できているでしょうか。

本稿ではUIの概要からその重要性まで、マーケティング施策としてのUIについてご説明します。

UIとは何か

UIとは「ユーザーインターフェース(User Interface)」の略語で「ユーザー」と「サービスやシステム」をつなぐ役目を担うものを意味します。

「インターフェイス」という言葉から、何となくPCやシステムを操作する際の画面のデザインという印象を持っている方も多いかもしれませんが、実際にはもう少し広い定義を持っている言葉です。

システムを利用するとき、ユーザーはその状態を把握し制御・操作する必要があります。例えば車を運転する場合は、ハンドルを操作して進む方向を制御し、アクセルやブレーキで速度を調整します。またインパネには現在の速度を計るためのスピードメーターや、エンジンの回転数を計るタコメーターなど、車の状態を把握するための計器類が並んでいます。

こうした機器、計器類はすべて車におけるUIと言うことができます。UIとはただコンピューターの画面に表示されている要素だけでなく、サービスやシステムに命令を入力したり、操作したりする場合に接点の役割を果たすものを指しているのです。

これはWebサイトやサービスを設計する際のUIにも同じことが言えます。一般的にはレイアウトや画像のほか、背景色やフォント、文字の大きさ、ボタンなど画面上のデザイン要素を指すケースが多いのですが、それ以外にもキーボードやマウスなどの入力デバイスや音声入力システム、モバイル端末に近年よく採用されている触覚フィードバックなどもUIに含まれる要素です。UIを考える際は、こうした要素にも目を向けることで、より多角的な視点で設計を行うことができるでしょう。

Webサービスやシステムを考える際に、同じようによく使われる言葉として「UX(ユーザーエクスペリエンス)」があります。同じような文脈のなかで使われることの多い両者ですが、UIは使い勝手や操作性、視認性などに焦点を当てているのに対し、UXはユーザーがサービスを通して得られる体験を意味する言葉です。Webサービスやシステムを構築する上では、UXを改善するためにはUIを改善する必要があると考えておくと分かりやすいでしょう。UXについては『UXがサービスの価値を高める、その重要性と改善のポイントとは』で詳しく解説しています。

UIの重要性

Webサービスやシステムを構築する上で、UIは非常に重要な要素です。

先に説明したように、UIは「ユーザー」と「サービスやシステム」をつなぐ役目を果たすものです。そのためUIが十分に計画されたものでなければ、ユーザーはサービスやシステムに触れることはできません。

「欲しい情報がどこにあるのか分からない」「商品を購入したいのに比較検討ができない」「予約ページにたどり着けない」、こんな状態では、いくらサービスやシステムが優れたものであっても、ユーザーは使い勝手が悪いと感じて離脱してしまうでしょう。優れたUIはユーザーの満足度やリード獲得に影響を与えるのはもちろん、Webサービスやアプリにおいては収益にも直結してくる要素なのです。

また、UIはSEO対策に取り組む際においても重要となります。GoogleやYahoo!などの検索エンジンはユーザーにとって使いやすいWebサイトを評価する傾向にあり、上位表示を狙うためにはUIの改善が欠かせません。

検索結果で上位表示を狙うためのSEO対策については、『SEOとは何か?初心者でも分かる認知拡大の基本と具体的な施策』でも詳しく説明しています。

UI設計するなら知って置きたい4つの原則

どのようなUIが優れているかはWebサイトの種類や提供するサービスによっても異なりますが、ユーザーにとって使いやすく、情報を受け取りやすいサイトを構築するためにはいくつかの原則があります。ここでは、UIデザインを考える際に知っておきたい考え方として、デザインの基本である近接、整列、反復、対比について説明します。

(1)近接

「近接」とは、関連する要素を近くに配置するという原則です。例えばECサイトの商品一覧ページの場合、商品名や価格などの情報は、当該商品の画像の一番近くに配置する必要があります。もしも商品名や価格などの情報が商品画像の近くに配置されていなければ、ほかの商品の情報と誤読してしまう可能性があります。

(2)整列

「整列」とは、要素にルールを持たせて配置するという原則です。例えば名刺を例にとった場合、住所や電話番号、メールアドレスなどの連絡先は、同じフォント、ポイント数、カラーにするなど「そろえ」を意識した配置にする必要があります。ルールがないままバラバラに配置されていると、可読性が損なわれることになります。

(3)反復

「反復」とは、同じ要素には同じデザインルールを繰り返すという原則です。例えばECサイトの場合、商品名、価格、スペックなどの情報は、異なるページであっても同じデザインルールを適用する必要があります。ページごとに価格の位置やフォント、色などが変わってしまうと、同じ要素と認識しにくくなります。

(4)対比

「対比」とは、要素の優先度を明確にするという原則です。例えばセールチラシの場合、一番訴求したい価格を最も目立つ色(赤など)で、最も大きなポイント数で表示するのが一般的です。商品名やスペック情報などほかの要素と明確に差をつけることで、ユーザーの視線をコントロールすることができます。

これらの原則はそれ単体では当たり前のように感じるルールかもしれませんが、サイトやシステムの構造が複雑になったり、要素が増えたりすると意外に見落としがちなポイントでもあります。UIの改善に取り組む際は、こうした原則に沿ったレイアウトができているか、もう一度確認してみることをおすすめします。

UIデザインのトレンド

服に流行があるように、UIデザインにもトレンドがあります。システムやサービスだけでなく、見た目でもユーザーを引き付けたいと考えている場合は、このトレンドを意識するのも1つの方法です。

3Dイラストレーション

3Dイラストは2020年ごろから登場したトレンドですが、いまだに根強い人気があります。イラストを2Dから3Dにすることでページに奥行きをもたらすだけでなく、コミカルさが生まれることで保険や法律といった取っ付きにくい分野でも親しみやすいデザインにすることができます。最近はイラストだけでなく、アニメーションを取り入れるといったように、ボリューム感をもたせるケースも増えています。

グラスモーフィズム

グラスモーフィズムは要素を重ねたときに、すりガラスのように背景がぼやけて透過する演出を指します。かつてはWindowsやMacOSなどのOSでよく見られていたデザインですが、最近になってアプリのUIでもよく使われるようになりました。

ニューモーフィズム

ニューモーフィズムとは、フラットデザインの要素に凹凸を付けたようなデザイントレンドです。凹凸を表現することで、モダンでシンプルなフラットデザインの雰囲気を残したまま、デザイン要素を認識しやすくなるメリットがあります。ボタンや枠などの視認性も高く、分かりやすさを重視したUIに取り組む場合は検討したいトレンドです。

UIはサービスの顔となる存在

UIはただ画面の見た目を良くするだけの施策ではなく、サービスの顔となる存在です。ユーザーの満足度やリード獲得、ひいては収益にも大きな影響があることを認識した上で設計を行うことが大切です。

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