オウンドメディアで集客を増やす!立ち上げ方から運営方法まで解説

オウンドメディアで集客を増やす!立ち上げ方から運営方法まで解説

「オウンドメディアはいくつも見たことがあるけれど、実際に立ち上げるとしたら何をすればいいんだろう?」と考える方は多いのではないでしょうか。

立上げに難しさを感じるかもしれませんが、事前に適切なペルソナを設定するなど戦略的に準備を進められれば、ブランディングやリード獲得などのオウンドメディアの目的達成につながります。

今回は、オウンドメディアの立ち上げ方から成功のための運営方法まで解説します。
本稿を読めば、今日からオウンドメディア立ち上げに向けて動けるでしょう。

ブランディングについて知りたい方は『ブランディングとは?意味や戦略の立て方、マーケティングとの違いを解説!』、リード獲得について知りたい方は『【吉岡諒氏監修】リード獲得とは?リードを効率的に集めてBtoBマーケティングを極めよう』も併せてご覧ください。

1、オウンドメディアが集客に効果的な理由

オウンドメディアとは「自社で所有するメディア」を指します。
自社の情報を発信するWebサイトやブログなどが当てはまります。

オウンドメディアが集客に効果的と注目される理由は主に3つあります。

  • 広告費が削減できる
  • SNSやキュレーションメディアでの拡散が狙える
  • ファンやリピーターの獲得につながる

広告での集客に限界を感じている企業がオウンドメディアを立ち上げるケースも多いです。
オウンドメディア内のコンテンツがユーザーにとって有益なものであれば、SNSなどでの拡散が狙えます。
さらに、コンテンツを通して顧客に好感や共感を持ってもらえることで、最終的に自社のファンやリピーターの獲得につながることも期待できます。

2、オウンドメディアの立ち上げ方

オウンドメディアを立ち上げる際に、どのような手順で進めていけば良いか「SNSマーケティングのコンサルティングサービスを提供する企業」を例に解説します。

(1)オウンドメディアの目的を明確にする

まずは、オウンドメディアを通して何を成し遂げたいのかを明確にしましょう。

  • 自社の認知度アップ
  • 顧客ロイヤルティの向上
  • リード獲得

など、目的によってどのようなオウンドメディアを作っていくかが異なるため、必ず目的を明確にしてから進めましょう。

例で挙げた企業の場合は「SNSマーケティングを始めたい企業のリード獲得」などが考えられるでしょう。

(2)ペルソナの設定

次に、オウンドメディア用のペルソナを設定しましょう。

年齢や職業、趣味やライフスタイルなどペルソナを詳細に設定することで、どのようなコンテンツを提供すれば良いかが分かりやすくなります。

ペルソナ設定の際にしっかり決めておきたいポイントは、ユーザーの「顕在ニーズ」「潜在ニーズ」です。
顕在ニーズはユーザーが自覚している欲求に対して、潜在ニーズはユーザー自身も気づかない潜在的な欲求を表しています。
潜在ニーズまで理解することで、ユーザーが本当に欲しいと感じる情報を的確に提供できるでしょう。

広告で活用する目的で既に設定したペルソナがある場合は、そのまま使用しても構いません。

今回は「SNSマーケティングのコンサルティングサービスを提供する企業」に勤めるペルソナを例に、下図の通り設定するとします。

(3)オウンドメディアのコンセプトを決める

設定したペルソナに沿ってオウンドメディアのコンセプトを決めましょう。
コンセプトとは「このオウンドメディアは◯◯について詳しい情報を提供していて参考になる」とユーザーに印象付けるものです。

ペルソナにファンになってもらうために、

  • ユーザーにどのような価値を提供したいか
  • オウンドメディアに訪問したユーザーをどのような状態にしたいか

このような観点からコンセプトを決めると良いでしょう。

今回の例の場合、コンセプトは「SNSマーケティングの始め方と改善の方法が分かるメディア」などが考えられます。

(4)カスタマージャーニーとコンテンツの設計

コンセプトが決まったら、カスタマージャーニーを作成し、コンテンツを設計します。
カスタマージャーニーでは、以下のような購買や継続的な取引に至るまでを図解します。

「認知」→「情報収集」→「比較・検討」→「購買・契約」→「継続的な取引」

それぞれの過程でどのようなアクションを起こし、どのようなコンテンツを用意するかを考えましょう。

カスタマージャーニーについては下記の記事も参考になるため、ぜひご覧ください。
カスタマージャーニーとは?作成の目的や作り方を分かりやすく解説!

(5)キーワードの選定

作成したカスタマージャーニーに沿ってユーザーが悩みを抱える瞬間を洗い出し、ニーズを考えます。
さらに、ニーズに沿ってユーザーが検索エンジンで検索するキーワードを選定しましょう。

「SNSマーケティングのコンサルティングサービスを提供する企業」をペルソナとした場合に想定される「①悩みを抱える瞬間」「②ニーズ」「③キーワード」は下記の通りです。

SEO(検索エンジン最適化)については『SEOとは何か?初心者でも分かる認知拡大の基本と具体的な施策』でも詳しく解説しています。

(6)オウンドメディアとコンテンツの制作

キーワードの選定まで終わったら、いよいよオウンドメディアとコンテンツの制作に取り掛かります。

オウンドメディアとコンテンツの制作はどちらも時間がかかるため、片方ずつ進めると「待ち」の時間が発生してしまうことが多いです。「待ち」の時間ができないように、オウンドメディアとコンテンツの制作は同時進行で行いましょう。

オウンドメディアに関する知識がない企業では、WordPressなどのCMSを用いるのがおすすめです。
CMSはあらかじめテンプレートが用意されているため、サイト構築しやすい点が特徴です。
またテンプレートに沿って作られたWebサイトはユーザー目線でも見やすく、使いやすい構造になります。そのためユーザビリティの向上が見込め、SEO対策にも効果があります。

さらにコンテンツ制作においては、ペルソナ設定で考えたユーザーの顕在ニーズと潜在ニーズをきちんと分析し、読了後に「読んでよかった」と感じてもらえるコンテンツ制作を心がけましょう。

コンテンツは100記事程度を制作した後から効果が出始める傾向にあります。まずは、100記事を目安に制作を進めてみてください。

3、オウンドメディアでの集客を成功へ導く4つのポイント

オウンドメディアを立ち上げ、集客を成功させるために押さえておきたい4つのポイントをご紹介します。

(1)SNSやメルマガを使ってコンテンツを拡散

オウンドメディアを立ち上げて直ぐは訪問数が増えにくく、GoogleやYahoo!検索からの自然流入はあまり見込めません。

そのため、最初のうちは立ち上げたWebサイトやコンテンツを自社のSNSやプレスリリースなどで紹介し、拡散させて認知度の向上を狙うと良いでしょう。
ハウスリストへメルマガを用いてコンテンツを紹介することも訪問者増加には効果的です。また、見込み顧客に対してのコンテンツ配信はナーチャリングにもつながります。

ナーチャリングについては『顧客の「購買意欲」を育てるには?成約率をアップするナーチャリングのポイント』でも解説しています。

(2)コンテンツのブラッシュアップ

オウンドメディアではコンテンツの見直しをこまめに行うことが重要です。

Googleアナリティクスを用いて、セッション数が伸び悩んでいるコンテンツをチェックしましょう。
Googleサーチコンソールを用いることで、その記事がどのようなキーワードで検索されているかが分析できます。

よく検索されているキーワードを記事内に散りばめるなど、コンテンツをブラッシュアップさせることでセッション数が大幅に上がり、検索上位に表示されるケースも珍しくありません。必ず取り組みましょう。

(3)継続的なコンテンツの制作および更新を徹底する

短期間で効果が出やすい広告とは異なりオウンドメディアは数ヶ月単位、場合によっては年単位で効果を発揮するため、継続的なコンテンツの更新が必要となります。

現状のGoogleのアルゴリズム上、サイトの評価には更新頻度も影響しています。できる限り頻度高くコンテンツを更新していくことがポイントです。

制作スピードが重視されるため、社内のリソースや制作ノウハウを補うためにコンテンツ制作を外注する企業も多いです。

(4)コンテンツの末尾にはCTAを設置

各コンテンツの末尾には、最初に決めた目的に合わせ、問い合わせフォームや資料ダウンロードページへの誘導リンクなどのCTAを設置しましょう。

問い合わせフォームや誘導リンクの飛び先の内容も、入力項目が多すぎたり見づらいページになっていると離脱につながってしまいます。

不要な入力項目はないか、入力しづらい質問構成になっていないかなど、フォーム自体の見直しも必要です。

CTAやコンバージョン(CV)について知りたい方は『コンバージョンとは?CV率を上げる方法と具体的な進め方』も併せてご覧ください。

4、オウンドメディアを立ち上げて集客しよう!

オウンドメディアの立ち上げにおいては、目的に合わせた事前のペルソナ設定やコンテンツ設計が何よりも重要です。

立ち上げ後はコンテンツのブラッシュアップも徹底し、顧客にとって有益な情報を提供できるオウンドメディア制作を心がけましょう。

なお、リード獲得に力を入れたい場合は、オンライン展示会への出展もおすすめです。
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