展示会でノベルティを配る効果とは?ノベルティの種類や選び方も紹介!
目次
展示会における「ノベルティ」は、商品の認知度向上やブランディングにつなげられる効果的なツールです。そのため、自社のブース内で積極的にノベルティを配布している企業も少なくありません。ただし、ノベルティの予算や種類はさまざまで、それぞれに見込める効果も変わってきます。だからこそ、「ノベルティの種類を決めかねている」「どのように活用すればいいか分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「展示会におけるノベルティの効果」や「ノベルティの種類・選び方」について詳しく解説します。また、オンライン展示会でノベルティを活用する方法も紹介しますので、参考にしてみてください。
まずは展示会の目的や出展の手順などについて知りたい方は『展示会とは?出展の目的や手順、オンライン展示会との違いも解説!』の記事も併せてお読みください。
展示会でノベルティを配布する効果とは?
ノベルティとは、企業が自社や商品の認知度を高めるために無料で配布するグッズのことを言います。展示会でノベルティを配ることで、どのような効果が見込めるのでしょうか。ここでは大きく3つの効果を紹介します。
(1)名刺やアンケートを得やすくなる
展示会ではいかに多くの名刺やアンケートを獲得し、リードの情報を得られるかが重要です。その点、ノベルティがあれば来場者をブースへ誘引しやすくなり、名刺交換につなげやすくなります。また、ノベルティの配布と引き換えにアンケートへの回答を依頼できるため、リードの獲得数も増加が見込めるでしょう。
(2)自社や商品のブランディングにつながる
展示会で配布するノベルティは、表面に企業ロゴやサービス名を印刷します。また、自社のブランドイメージを連想させるような形状やカラーにすることも珍しくありません。そのため、企業名やサービス名の認知度を高め、ブランディングにつながる効果もあります。さらに使い勝手の良いノベルティを配布することで、来場者から「気の利いている会社だ」「顧客心理を分かっている」という印象を持たれ、イメージアップも期待できるでしょう。
ブランディングについて詳しく知りたい方は、『ブランディングとは?意味や戦略の立て方、マーケティングとの違いを解説!』の記事も併せてお読みください。
(3)自社のことを長く覚えてもらえる
展示会でノベルティとして配布するのは、基本的にオフィス用品やモバイル用品、エコバッグのような「普段使い」できるグッズです。そのため、来場者に職場で長期間にわたって使ってもらえる場合もあります。結果的に自社のことを長く記憶にとどめてもらえて、商品の購買意欲を喚起しやすくなるでしょう。また、来場者にノベルティを長く使ってもらえれば、その分だけ職場の人たちにも社名を印象付けられるという効果もあります。
展示会の主なノベルティの種類とは?
展示会で配布するノベルティの種類は、企業によってさまざまです。
ここでは、展示会で活用されている代表的な「5つ」のノベルティについて紹介します。
(1)会話のきっかけになる「季節のグッズ」
来場者は展示会場へ足を運ぶ際、夏は炎天下で汗をかいたり、冬は寒さで手がかじかんだりすることもあります。そのため、暑さや寒さの影響を和らげるような季節のグッズはノベルティとして喜ばれるでしょう。例えば、夏であればうちわや扇子、ハンディファン、冷却ウェットティッシュ、冬であれば使い捨てカイロなどが挙げられます。季節のグッズは、配布の際に「今日は暑いですね」といったように会話のきっかけを作りやすいのが特徴です。
(2)普段使いしてもらえる「オフィス用品」
展示会場へ足を運ぶのは、ほとんどがビジネスパーソンです。そのため、職場で普段使いできるようなオフィス用品は喜ばれるでしょう。例えば、ボールペンやメモ帳、付箋、マウスパッド、カレンダーなどが挙げられます。オフィス用品は他のノベルティと比べて安い単価で制作できるものも多いため、コストパフォーマンスを高めたい場合にも最適です。
(3)実用性の高い「スマートフォン関連グッズ」
スマートフォンは今やビジネスパーソンに欠かせないツールです。そのため、スマートフォンの関連グッズは来場者にも重宝されやすいでしょう。例えば、コンセントや乾電池から充電可能な「モバイルチャージャー(モバイルバッテリー)」や、スマートフォンやタブレットをPCに接続できる「USBハブ」などがあります。こうしたスマートフォン関連グッズは印刷面が平らなため、企業ロゴやサービス名を入れやすいのも特徴です。
(4)社名が目立ちやすい「トートバッグ」
来場者は展示会場でさまざまなブースを見て回るため、たくさんのパンフレットやカタログ、ノベルティを受け取ることになります。その際、もらったものをまとめて収納できるようなバッグがあれば非常に便利です。そのため、エコバッグやトートバッグをノベルティとして配布するのも良いでしょう。トートバッグは印刷面が非常に広いため、社名やサービス名を大きくプリントでき、認知度の向上やブランディングにも効果が見込めます。
(5)ご時世に合わせて「感染対策グッズ」
近年は新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)(以下略、新型コロナ)が流行し、感染防止に向けた意識が高まっています。そのため、感染対策につながるようなグッズも来場者に利用してもらいやすいでしょう。例えば、不織布マスクや除菌用ウェットティッシュ、ミニサイズのアルコールスプレーなどが挙げられます。「感染対策の行き届いた会社」という印象を与えることで、企業としての信頼感も高められるのが特徴です。
展示会のノベルティを選ぶポイントとは?
展示会のノベルティを選ぶ際には、どのようなことを意識すれば良いのでしょうか。
ここでは、展示会のノベルティを決めるときのポイントについて解説します。
(1)来場者の目線で「実用的か」を考える
ノベルティを選ぶ際は、来場者の目線で「使いたくなるか」を意識することが大切です。例えば、営業職の人が多く来場する展示会であれば、外出先でも便利なモバイルバッテリーやマスクは喜ばれます。逆に、たとえ高い制作費をかけたノベルティでも、来場者に必要ないものであれば、マイナス効果になる可能性もあります。来場者の役職や年齢層を想定した上で実用的なノベルティを配布すれば、イメージアップも図りやすいでしょう。
(2)配布のシチュエーションを意識する
ノベルティを決める際は、来場者に配布するときのシチュエーションも想定しておくことが重要です。例えば、カレンダーやメモ帳などのサイズ感であれば、クリアファイルやパンフレットに挟んでスムーズに配布できます。また、バーコードリーダーで来場者のバーコードを読み取りながらノベルティを渡す場合は、片手で持てる程度の重さのグッズが便利です。渡しやすさや持ちやすさなども意識しておくと、配布時の手間も減らせるでしょう。
(3)手軽に持ち運べるサイズにする
来場者のなかには、複数のブースを回ってたくさんの資料やノベルティをもらう人もいます。その場合、大きいサイズのノベルティを渡しても、カバンに入らず受け取ってもらえない可能性もあるでしょう。そのため、ノベルティはできるだけ来場者が手軽に持ち運べるくらいのサイズ感にした方が、配布数を増やせます。
(4)企業名や商品名を入れやすいものにする
ノベルティの目的は、企業名や商品名、サービス名の認知度を高め、購買意欲を高めることです。そのため、社名やロゴ、サービス名を印刷しやすいものにすることも重要でしょう。例えば、エコバッグやミニタオルなどは印刷面が広くて平面なので、文字を入れやすいのが特徴です。文字やロゴが目立つほど、広告としての訴求力も高まります。
(5)予算の金額に注意する
ノベルティはグッズによって制作費やデザイン料が変わるため、目的に応じて選ぶことが大切です。例えば、できるだけ多くの人に配布して自社の認知度を高めたい場合は、費用のかからないノベルティを選ぶのも1つの方法でしょう。また、逆にニーズの強い顧客のロイヤルティを高めたいのであれば、ある程度予算をかけて制作する必要があります。目的とターゲットに適したノベルティを配布すれば、費用対効果も高まりやすいでしょう。
オンライン展示会の場合、ノベルティはどうする?
近年は新型コロナの影響に伴って、展示会の中止や規模縮小が相次いでいる状況です。そのなかで、インターネット上で開催される「オンライン展示会」への出展に移行する企業も少なくありません。オンライン展示会の場合、対面で来場者と会うことがないため、「ノベルティは不要なのではないか」と考える方も多いと思います。
しかし、オンライン展示会の場合でも、ノベルティは活用できます。例えば、何度もブースへ訪問してくれたり、資料をダウンロードしてくれたりしたニーズの強い来場者に、郵送でお礼のノベルティを送るのも1つの方法です。その際、URLを添えておけば、オウンドメディアやウェビナーへの流入も促せます。また、会期後にアポイントを獲得できたリードに対しては、商談時にお礼として手渡しするのも良いでしょう。このように渡し方の工夫をすることで、オンライン展示会でもノベルティをブランディングや購買意欲の向上に活用できます。
オンライン展示会について詳しく知りたい方は、『オンライン展示会とは?メリットやブースの出展方法を分かりやすく解説!』の記事も併せてお読みください。
ノベルティは、オフライン・オンラインどちらの展示会でも重宝する
展示会において、ノベルティは非常に役に立つツールです。来場者にノベルティを配布し、名刺交換やアンケートへの回答を促すことで、より多くのリード獲得を図りやすくなります。たとえオンライン展示会であっても、ノベルティを郵送したり、後日営業担当が直接お会いしたときに手渡ししたりすることで認知度向上やブランディングにつなげられるでしょう。オフライン展示会やオンライン展示会へ出展する際には、ノベルティの積極的な活用をおすすめします。
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