オンラインイベントの集客アイデア11選を紹介!成功のポイントも解説

オンラインイベントの集客アイデア11選を紹介!成功のポイントも解説

近年はインターネット環境が充実してきたこともあり、オンラインイベントが盛んに開催されています。その一方で、「オンラインイベントの集客方法に迷っている」という方も多いのではないでしょうか。オンラインイベントの集客には幅広い手法があるため、それぞれの効果や特徴を知った上で適切に活用することが大切です。

そこで今回は、オンラインイベントにおける集客方法のアイデアを紹介し、各手法の特徴について解説します。また、集客を成功させるためのポイントも紹介しますので、ぜひイベントの開催時に参考にしてみてください。

オンラインイベントの企画方法を知りたい方は、『【河村和紀氏監修】オンラインイベント企画運営方法と自社商品のファンにさせる極意』の記事も併せてお読みください。

オンラインイベントの集客アイデア“11選”

オンラインイベント全盛期の今、オンライン展示会やウェビナー、オンライン交流会、新商品発表会などの多彩なイベントがインターネット上で開催されています。こうしたオンラインイベントは、具体的にどのような方法で「集客」すれば良いのでしょうか。ここでは、オンラインイベントの代表的な集客手法について解説します。

オンライン展示会について詳しく知りたい方は、『オンライン展示会とは?メリットやブースの出展方法を分かりやすく解説!』の記事も併せてお読みください。

(1)特設サイト

オンラインイベントを開催する際は、まず集客のハブとしてイベントの特設サイトを開設することが一般的です。特設サイトがあることで、イベントに興味がある人たちを1か所に集め、効率良く情報を発信できるようになります。また、毎年開催しているオンラインイベントであれば、特設サイトのURLを変えずに翌年も使用できるのが強みです。その際はSEO対策の観点から、検索キーワードに合わせたコンテンツを随時充実させておきます。これによってサイトへの流入数を増やせるので、毎年イベントの開催時に集客を図りやすくなるでしょう。

SEOについて詳しく知りたい方は、『SEOとは何か?初心者でも分かる認知拡大の基本と具体的な施策』の記事も併せてお読みください。

(2)自社Webサイト

自社でコーポレートサイトや商品のサービスサイトを公開している場合は、そこでオンラインイベントの告知をするのも代表的な集客手法です。例えば、「ニュース欄」や「お知らせ欄」でイベントの概要を開示したり、社外にも公開されている「社長コラム」や「Web社内報」などで取り上げたりするのも良いでしょう。サイト内に記事を追加するだけなので、集客コストもほとんどかからず、効率的に特設サイトへの流入を促せます。

(3)リスティング広告

リスティング広告とは、検索エンジンで検索されたキーワードに応じて表示される広告のことです。例えば、「オンラインイベント」や「オンライン 新商品発表会 自動車」のようなキーワードを設定しておくと、その言葉が検索された際に広告を配信できます。つまり、オンラインイベント関連に興味があるターゲットに絞り、効率良く広告を表示できるということです。ニーズの強い人たちを集客できるので、費用対効果も高めやすいでしょう。

(4)ディスプレイ広告(バナー広告)

ディスプレイ広告(バナー広告)とは、ポータルサイト上の広告枠に表示されるWeb広告のことです。閲覧数の多いサイトに広告を掲載すれば、その分多くの人にオンラインイベントを告知できます。また、特定の業界や分野に特化したポータルサイトもあるため、ターゲットに合わせて広告の配信先を選べるのが特徴です。例えば、ファッション系のイベントであれば、アパレル関連のサイトに広告を掲載すれば集客効果も高まるでしょう。

(5)SNS(通常投稿・広告)

SNSを活用して、オンラインイベントに集客する手法もあります。例えば、自社でSNSアカウントを開設し、フォロワーに対してオンラインイベントの情報を投稿する方法です。また、SNS広告を活用すれば、ターゲットの年齢や性別、興味のあるジャンルなどを絞って広告を配信できます。TwitterやFacebook、LinkedInなど、SNSの媒体ごとにユーザー層が大きく異なるため、イベントのターゲットに合わせて使い分けることが大切です。

(6)動画広告

YouTubeのような動画プラットフォームで動画広告を配信し、オンラインイベントへ集客する方法もあります。動画広告は、動画の最後にリンクを挿入しておけば、スムーズに視聴者を特設サイトへと誘導できるのが特徴です。また、音楽や映像などがあることで、オンラインイベントの魅力がより一層伝わりやすくなります。動画コンテンツは、オンラインイベントと非常に相性の良い集客ツールと言えるでしょう。

(7)プレスリリース

プレスリリースとは、各種メディアに対して企業が発表する公式文書のことです。話題性のあるプレスリリースを配信することで、ニュースサイトや雑誌社、TV局などの記者にメディアで取り上げてもらえる可能性もあります。そうなると情報が一気に拡散され、飛躍的に集客効果が高まることもあるでしょう。最近では安価で掲載できるプレスリリース専門サイトも増えているため、少ない予算のなかでも集客できる貴重な手法と言えます。

(8)イベント告知用ポータルサイト

イベント告知用ポータルサイトとは、企業がイベントの告知を行うための専用のプラットフォームのことです。このサイト上にオンラインイベントの情報を掲載しておけば、「面白いイベントを探している」というユーザーに向けて魅力を訴求できます。イベント告知用ポータルサイト内には多種多様なイベントの情報が掲載されているため、他社のイベントと差別化できるよう、タグの設定やキャッチコピーの内容を工夫することも重要です。

(9)メルマガ

自社の顧客やリードのリストにメルマガを配信し、オンラインイベントの告知をするのも代表的な集客手法です。すでに自社と何らかの接点を持っている相手だからこそ、反響の大きさも期待でき、よりスムーズに集客を図れます。また、MAツールでシナリオを設定しておけば、ターゲットの属性に応じて最適なメールを配信できるのも特徴です。その後の特設サイトへの訪問状況も常時把握できるため、次のアプローチにもつなげやすいでしょう。

MA(マーケティングオートメーション)について詳しく知りたい方は、『マーケティングオートメーション(MA)とは?主な機能から活用方法、ツール選びまで一気に解決!』の記事も併せてお読みください。

(10)DM(ダイレクトメール)

メールだけでなく、紙のDMを顧客やリードへ郵送するという集客方法もあります。紙の招待状はメールよりも特別感を演出できるため、大きな反響が期待できるでしょう。ただし、オンラインイベントの場合は紙からWebへと相手を誘導する必要があります。そのため、「特設サイトのURLを二次元バーコードで添える」というように、相手の手間を減らす工夫を凝らしておくことでよりスムーズに集客できるでしょう。

(11)営業担当から直接紹介

営業担当が顧客と商談をする際に、直接オンラインイベントについて説明するのも1つの集客方法です。また、顧客に電話で連絡して、オンラインイベントへの参加を促すという方法もあります。イベントの魅力を口頭で直接伝えることで、相手の参加意欲をより高めやすくなるでしょう。ただし、人的リソースの問題で、アプローチできる人数には限りがあります。そのため、別の集客方法も並行して活用することが大切です。

オンラインイベントの集客を成功させるポイントとは?

オンラインイベントの集客を実施する際には、どのようなことを意識すれば良いのでしょうか。
ここでは、オンラインイベントの集客を成功させるためのポイントについて解説します。

(1)イベントの目的とターゲットを明確にする

集客の際は、イベントの目的とターゲットを明確にすることが先決です。例えば、オンライン展示会であれば、目的は「多くのリードと接点を持ちたい」、ターゲットは「商品のニーズが高そうな業界の役職者」のように想定できます。このように集客したい相手が定まれば、最適な広告媒体や集客手法も決めやすくなるでしょう。

(2)イベントの参加メリットを明らかにする

オンラインイベントの集客では、「参加するとどのようなメリットがあるのか」を伝えることも大切です。例えば、ウェビナーであれば「業務に役立つノウハウを得られる」「業界の最新動向が分かる」などが挙げられます。参加者にとってのメリットを説明文やコピーで端的に伝えることで、より相手の参加意欲を高められるでしょう。

(3)集客のタイミングは「早すぎず・遅すぎず」が肝心

オンラインイベントの集客は、情報を開示するタイミングも重要です。あまりにも早い時期から集客を始めると、イベント自体が忘れられてしまうリスクがあります。逆に告知が遅いと、十分な参加者が集まりにくいでしょう。そのため、開催1~2か月前を目安に、早すぎない・遅すぎないタイミングで集客を始めることが大切です。

オンラインイベントの集客の重要性は、今後も高まる

オンラインイベントの成果を高めるには、大前提として集客に力を入れることが大切です。特に、近年は新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の影響で、オンライン展示会やウェビナーなどBtoB関連のオンラインイベントも増えています。今後さらにオンラインイベントは増加するため、集客の重要性も一層高まっていくでしょう。

すでにオンライン展示会に関して、「なかなか自社ブースに人が集まらない」という集客の課題を抱えている方もいるかもしれません。オンライン展示会で多くの人をブースへ呼び込むためには、事前告知も重要ですが、大前提として「集客力の高いオンライン展示会」を選ぶことも重要です。

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