既存商品の新たなニーズを発見!コロナ禍での需要低下を打開する突破口に
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- 出展目的
- 新規顧客とのタッチポイントを増やす
- 課題
- 新型コロナの影響で、新規リードの獲得に苦戦
- 成果
- これまでリーチ出来なかった、
新たな顧客ターゲットと商談が出来た
1974年設立のアルケマ株式会社は、フランスに本社を置く化学品メーカーで、革新的でサスティナブルな材料や、化粧品用途に最適な材料を販売している企業です。
世界で数千種類の製品を取り扱っている中で、今回出展されたメイクアップ化粧品の材料となる化粧品用パウダー「Orgasol®」は、ハイブランドの大手化粧品メーカー様から韓国コスメなどの若年層向けの化粧品メーカー様にまで、幅広く採用されています。
今回は機能性樹脂事業部で、用途開発担当としてご活躍されている安田真穂さんと、京都テクニカルセンター所長としてご活躍されているヴィトリ ダミアンさんに、DMMオンライン展示会に出展したきっかけから成果まで詳しくお伺いしました。
スキンケア化粧品メーカー様という
新たなターゲットと接点を持てた
今回、DMMオンライン展示会に出展してみていかがでしたか?
新たなターゲットとなりうる企業様と接点を持てたことが、オンライン展示会に出展して1番良かったことです。
新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)(以下略、新型コロナ)の影響もあり、メイクアップ化粧品のメーカー様への商品販売数が減り、新しいターゲットや用途を探していく必要がありました。
おうち時間の充実によりスキンケア化粧品の需要が高まっていることは認識していたのですが、Orgasol®はこれまでメイクアップ化粧品への採用がメインであり、スキンケアにおけるニーズは図りかねている状況でもありました。
そのような中、DMMオンライン展示会でスキンケア化粧品のメーカー様と出会うことができ、商談を通じてOrgasol®がメイクアップだけでなくスキンケアへの活用も十分期待できることが分かりました。
今回の出会いをきっかけに新しいターゲットとして注力していきたいです。
新型コロナの影響で、新規のお客様との出会いが激減した
これまではどのような課題を抱えられていましたか?
新型コロナの影響で新規リードの獲得に苦戦していました。
当社の商品は化粧品用パウダーなので、感触改良や皮膚への密着度を高める目的で用いられることが多いです。そのため新規顧客へのリーチを増やすには、気軽に商品へ触れていただく機会が必要です。
しかし新型コロナの影響で、オフライン展示会や出張営業などの機会がほぼなくなり、新規のお客様に商品へ触れていただく機会が減ってしまいました。
そのような状況でも、Webでのお打ち合わせの機会を頂けた際には、お打ち合わせの前か後でサンプルをお送りすることで、質感を確認いただく場を積極的に作っていました。
DMMオンライン展示会出展前はどのような集客施策を行っていましたか?
化粧品メーカー様に商品を直接ご紹介したり、オフライン展示会に出展し、お客様からフィードバックをいただく形で集客を行っていました。
国内のオフライン展示会は、2年に1度横浜で開催される、化粧品に特化した展示会「CITE JAPAN」に出展しています。
海外では、ヨーロッパで毎年開催される「イン・コスメティクス」という展示会に出展しています。
新規顧客の獲得ができ、今の時代に合った展示会
DMMオンライン展示会を知ったきっかけと出展の決め手を教えてください。
DMMの営業の方からご案内をいただいたことがきっかけです。
出展の決め手としては、既に出展登録をされている企業様を見た際に、大企業様含め様々な企業様が出展されていたので、興味が湧き、出展を決めました。
これまでオンライン展示会自体に出展したことはなかったのですが、商談までWebで完結できるとのことで、挑戦してみたいという思いもありましたね。
オフライン展示会と比較してDMMオンライン展示会はいかがでしたか?
当初の予想以上にリードの獲得数が多く、費用対効果が高いと感じました。
オフライン展示会の場合は、出展費用を含め数百万円程の費用がかかり、社員の移動費や拘束時間も発生します。
しかしDMMオンライン展示会の場合は、コストを抑えられるだけでなく、Webへの感度が高い企業様が来場してくださるので、今の時代に合った展示会だなと思いました。
また、新規顧客の獲得という観点で、これまで全く接点のなかった企業様からのアクセスが期待できるのは、DMMオンライン展示会ならではの魅力だと感じました。
企業ブースの内容は、競合企業との差別化を意識した
出展にあたり工夫されたことはありますか?
商品を端的にアピールするキーワードと画像を掲載することで、目に留まりやすく分かりやすいブースになるよう意識しました。
他の出展社の企業ブースを拝見したところ、出展社によって情報の訴求の仕方が大きく異なっていました。
差別化するためにも、限られた文字数の中で当社のPRポイントをできるだけ盛り込み、またメイクアップ化粧品の素材であることを画像だけで理解していただくために、アイメイクを強調した画像を多く掲載しました。
更に企業ブース内の掲載リンクは、Webサイトのトップページに遷移させるのではなく、商品ページに遷移させることで、来場者が迷わない導線にしました。
今後、DMMオンライン展示会に期待していることや挑戦したいことはありますか?
新型コロナが終息した後でも、このようなデジタルツールを継続的に活用していくことは必須と言えます。
オンライン展示会とオフライン展示会では、得られるものが異なりますので、両者をうまく使い分けていきたいです。
次回DMMオンライン展示会に出展するのを楽しみにしています。
- 文=株式会社WonderSpace
本事例は2022年3月3日時点の情報です
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- 設立
- 1974年(昭和49年)2月19日
- 資本金
- 10億円
- 社員数
- 70名
- 事業内容
- スペシャリティケミカル (特殊化学)や先端材料分野をメインとする化学品の製造と日本での輸入販売