営業力に不安があっても大丈夫!商談オファー機能の活用で会期中に
8件商談機会を獲得!
-
- 出展目的
- 成長段階にあるサービスの市場調査
- 課題
- アウトバウンドの営業力に不安があった
- 成果
- 会期中に8件の商談機会を獲得し、市場調査に成功
2014年創業の株式会社ユキサキは、「デザイン・アート・テクノロジー」を活用したブランディングや、HP制作などのWebサービスを企画運営する、京都のデザインコンサルティングファームです。
地域活性化 EXPO ONLINEに出展されたサービス「古民家メディアアート」は、古民家や空き家をアートの力で再生することで、地域社会の活性化や少子高齢化による空き家問題の解決を目指す事業です。
アートをテーマにした作品展やワークショップの開催、カフェの開設など様々な施策を実施し、地域の方々だけでなく地域外の方々も呼び込むことで地域活性化を実現しています。
今回は、代表取締役社長としてご活躍されている神野太志さんと、Webプログラマーとしてご活躍されている植田盛一さんに、DMMオンライン展示会に出展した決め手や会期中に商談を獲得するための秘訣などをお伺いしました。
商談オファーを14件実施し8件の商談獲得に成功
今回、DMMオンライン展示会に出展してみていかがでしたか?
神野さん:来場者に対する商談オファーを14件行ったのですが、その成功率が50%を超えたことに驚きました。
当社は新規開拓のアウトバウンド営業に自信があるわけではないので、商談オファー機能の活用で8件の商談が獲得できたのは嬉しかったです。
新規顧客との商談機会を手軽に得られ、ユーザーニーズの発見も商談を通じてできるため、DMMオンライン展示会はインバウンド営業の新たなチャネルとして今後も活用していきたいです。
新たなニーズの発見からサービスの広がりが見えた
DMMオンライン展示会への出展の決め手を教えてください。
植田さん:決め手としては、当社のターゲットの1つである地方自治体様との接点が期待できたからです。
オフライン展示会は開催場所による来場者層の制限があると思いますが、オンライン展示会だと全国各地から気軽に来場ができるため、地方自治体様と出会うにはもってこいだと思いました。
また、市場調査を行いたかったことも決め手の1つです。
当社サービスの「古民家メディアアート」は成長段階のため、どのような企業にいかなるニーズがあるのかを市場調査して、サービス改善につなげていく必要がありました。
今回のオンライン展示会では、当社のサービスに興味がありそうな企業様にヒアリングを行いたいと考えていました。
商談を実施した企業様から新たなユーザーニーズの発見はありましたか?
神野さん:商談を実施した企業様は、自社のビジネスと提携できるパートナー企業を探している方が多い印象でした。
ビジネスとしての枠組みはあるものの、具体的にどのようなコンテンツを使って世に出していくかを検討している企業様が多く、コンテンツの企画や開発といったクリエイティブ面について情報収集をされている方が多かったです。
例えば、コワーキングスペースの運営という事業がある中で、そこに人を呼び込むための魅力的なコンテンツを探し求めている、といったものです。
今回当社はアートを用いた古民家活用をパッケージとして出展しましたが、そこからコンテンツ開発の部分を切り出したニーズが多かったことは新たな発見でした。
当社のデザインするコンテンツは様々な形で企業様に提供できることが分かり、事業の広がりの可能性を感じ取ることができました。
商談をきっかけにメディアへの掲載にも発展
ユーザーニーズの発見以外にも成果はありましたか?
神野さん:オンライン展示会という営業活動の新たな切り口を見つけたこと自体が、当社にとって大きな収穫でした。
当社は新規開拓のアウトバウンド営業に弱みを抱える一方で、一度お話ができればサービスの価値を感じてもらいやすいという強みがあります。
顧客との最初のタッチポイントを生み出す仕組みをDMMさんが作ってくれたおかげで、当社の弱みをカバーすることができました。
商談の場が生まれれば、当社の得意とするコンテンツの提案力を発揮できるので、今後もこの仕組みを活用していきたいです。
植田さん:その他の成果としては、商談を実施したメディアの方から取材の機会をいただき、記事として取り上げていただきました。メディア掲載という2次的な効果を得られたことに、とても感謝しています。
商談化率を高めるコツは熱意が伝わる丁寧な文章
出展にあたり工夫されたことはありますか?
植田さん:サービスに興味を持っていただけるよう、企業ブースの内容を工夫しました。
企業ブースの一番上に表示される概要欄には「空き家・古民家をアート空間に!」というキャッチコピーを記載し、来場者層である地域活性化を目指している方に刺さる言葉を選びました。
また、写真や資料は来場者に「もう一度見たい」と思ってもらえるよう、ビジュアルを工夫して用意しました。
商談オファーの成功率が高いですが、オファーの送り方に秘訣はありますか?
神野さん:まず、商談オファーを送る相手の選定ポイントとしては、当社のブースを訪問してくれた方の中から、プロフィール欄にしっかりと課題感を記載している方を選ぶようにしました。課題を感じている方は熱量が高い来場者であると判断したからです。
そして、商談オファーの文章は、数多くある企業の中から当社サービスを選んでいただけるよう、熱意が伝わるような文章を丁寧に作成し、商談オファーをお送りしました。
その他、出展してみての感想や今後挑戦したいことはありますか?
植田さん:出展に際し、事前に出展社向けオンライン説明会があったことで不安なく出展できたと感じています。
出展社向けオンライン説明会では、質疑応答の時間があり、私たちと同じく出展を控えている企業が様々な角度で質問をしていました。それを聞くことで勉強になり、初めての出展という不安を払拭できました。
今後挑戦したいことは、地域活性分野以外の展示会への出展です。
DMMさんではニッチなテーマの展示会も数多く開催されていますが、そういったところにこそ当社のサービスがマッチすることが考えられるので、ぜひ挑戦していきたいです。
- 文=株式会社WonderSpace
本事例は2022年3月15日時点の情報です
- この記事をシェア

-
- 設立
- 2014年3月7日
- 資本金
- 非公開
- 社員数
- 5名
- 事業内容
- グラフィックデザイン・WEBサービスの企画運営・プロダクトデザイン・ブランドコンセプトデザイン・WEBデザイン・広告・商品の企画開発・イベント企画運営