新たなアライアンスの締結に成功!ニッチなテーマは来場者の熱が高い
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- 出展目的
- 自社プラットフォーム「ONE」のアライアンス拡大
- 課題
- 新たな提携先の開拓につなげる機会創出の手段が不足していた
- 成果
- 「3分間ライブピッチ」の効果もあり、新たなアライアンスが締結できた
小田急電鉄が提供する地域密着型サービスプラットフォーム「ONE(オーネ)」。ひとつのIDで「暮らし」「モビリティ」「スポーツ」「観光」など様々なサービスを利用できるプラットフォームとして、2019年のリリース以来多くの人に好評を博しています。なかでも、子育てや家事、健康など女性の暮らしに寄り添ったコンテンツに定評があり、提携企業の広がりも含めて成長を続けています。
今回は小田急電鉄 経営戦略部の和田正輝さんに、「フェムテック推進EXPO ONLINE」に出展した理由・経緯をはじめ、「3分間ライブピッチ」に参加した目的や、その成果などを伺いました。
展示会の来場者の多さは
DMMのブランド力を活かした周知あればこそ
DMMオンライン展示会に出展された目的や経緯を教えてください。
当社では、地域密着型サービスプラットフォーム「ONE(オーネ)」の会員向けサービスを充実させるために、各企業や団体とのアライアンスの構築を継続的に取り組んでいます。出展の主な目的はアライアンス先を見つけることでしたが、加えて、鉄道会社の弊社がこうしたサービスを展開していることを、展示会の来場者の方に広く知ってもらいたいとの想いもありました。
オンライン展示会への出展は初めてでしたが、リアルの展示会に比べて事前準備の手間やコストが圧倒的に少ないので、社内で承認を得るハードルはおのずと低いものになりました。
実際に出展してみて、感想はいかがでしたか?
それまでの取り組みではおそらく知り合うことができなかった会社と、フェムテックという対象を絞ったテーマの中で接点を持つことができたのはとても良かったです。従来なかなか作れなかったつながりが驚くほど簡単に作れたのは、DMMオンライン展示会だからこそでしょう。
DMMさんが「フェムテック推進 EXPO ONLINE」の事前周知に注力していたとは知っていましたし、実際に当日は様々な分野や業種の方の来場がありました。知名度やブランド力を生かして、集客に熱心に取り組まれた結果だと感じましたね。
フェムテックというテーマはまだまだニッチな分野ですが、その分熱量の高い方が集まっていた印象もありました。
想いや理念の発信に「3分間ライブピッチ」が適している
今回御社は「3分間ライブピッチ」に参加されましたが、理由を教えてください。
「女性の活躍を支援したい」という主旨がONEの取り組みにはあり、そうした想いを発信するための良い方法だと考えたのが一つです。
また、ピッチの参加者の中には「どうして鉄道会社が?」と疑問に思われたところもあるかも知れません。逆にそうした“違和感”から、当社の取り組みに関心を持っていただけるとうれしいな、とも考えました。
3分間ライブピッチで工夫された点などはありますか?
ONEのサービスそのものの訴求よりも、女性の暮らしを応援したいというコンセプトの部分を強調したメッセージングになるよう心掛けました。実際ONEでは、ベビーシッターや家事代行などのサービスもラインナップに加えています。こうした理念に賛同いただける企業様と出会いたいことを特に伝えました。
実際、どのような成果や反響が得られましたか?
ライブピッチの効果も含まれていると思うのですが、企業ブース訪問の数(88件)は想定していた以上で、その中で約20件の方から「具体的なサービスを紹介させてほしい」というメッセージが届きました。いずれもコンタクトを取らせていただき、具体的な商談に発展した企業様もあります。
そして同じライブピッチに参加された中の、株式会社グレイスグループ様とつながりを持つことができ、おかげさまで提携の締結まで至ることができました。卵子凍結サービス「Grace Bank(グレイスバンク)」を提供する会社で、ONEの会員向けに特典を用意してくださるほか、小田急沿線にお住まいの方向けのセミナーを共催しました。これから様々な形でアライアンスを深めていきたいと考えています。
※展示会テーマによって、3分間ライブピッチの配信有無は異なります。詳しくはお問い合わせください。
商談時間枠などを出展社側が設定できる自由度の高さは驚き
得られるリードの質の点で、メリットを感じた部分などはありましたか?
企業ブースへの訪問者データを提供いただけるので、リードの属性や滞在時間などの詳細が分かる点は有効でした。特に販売目的の集客を図りたい企業にとっては非常に役に立つデータだと感じましたね。
たとえばリアルの展示会だと、対面での名刺交換の際に相手が構えてしまい、名刺を出すことをためらう方もいらっしゃいます。その点、オンライン展示会は来場者が気軽に企業ブースへ訪問でき、出展社はそのリード情報を確実に得られるというのがメリットだと思います。
そのほか出展して便利に感じたことがあれば教えてください。
大きかったのは当日のオペレーションの部分ですね。たとえば商談が可能な時間を出展社側が設定できるなど、自由度が非常に高い点は驚きました。他の業務で忙しい場合には、商談予約を受けつけない選択をしても構いませんし、対応できる時間帯があれば、商談予約が入ったときだけ対応すれば良いので、他の業務を行いながらでも十分に参加できます。
実は当社は今回、他の業務が忙しくて商談ルームを設置しなかったのですが、それでもある程度のリーチを得ることができました。こちらの業務の状況などに応じて当日の対応方法をアレンジしていけるのは魅力のひとつだと思います。
DMMオンライン展示会をどのような企業や人におすすめしたいですか?
たとえば、大手企業が新規事業や新しい商材などをリリースし、広く周知するフェーズであればとても適していると思います。費用も人員もほとんど必要ありませんし、オンライン展示会に大企業が新たなサービスの訴求で出展していると、おのずと目を引くのではないでしょうか。
また、オンライン展示会は移動の負担がなく、全国に手軽に情報を発信できます。その意味では地方の企業にも大きなメリットがあると思いますね。
- 文=未知株式会社
本事例は2022年6月1日時点の情報です。
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- 設立
- 1948年6月1日
- 資本金
- 603億5900万円
- 社員数
- 3,760名
- 事業内容
- 鉄道事業、不動産業、その他事業