商談までの流れが圧倒的に速い!実際に契約に至った事例も
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- 出展目的
- 商品導入の営業
- 課題
- 新商品の告知。タイアップの可能性も探りたい
- 成果
- 契約に至った商談も!同業他社との意見交換
営業ツールと マーケティングの場を求めて 出展を決めた
はじめに、御社の看板商品である「QQマネー」について教えてください。
一年365日、24時間いつでも、たった8秒で振り込みが完了する企業向けのお給料前払いアプリです。もともと自社でイベントやコンサートへのスタッフ管理・運営を手がけていたのですが、単発のアルバイトを募集する際に一番重宝される条件は、できるだけ早く賃金が振り込まれることなんです。月末を待たずに給与を支払う前払いの振込作業は、社が自力で行っていましたが、手数料だけで年間数千万円もかかる。その状況を改善するためにこのアプリを開発しました。
商品の営業ツールの一つとして、DMMオンライン展示会を選ばれたのはなぜでしょうか。
社内で使っていた「QQマネー」の外販を、2020年の12月に始めたので、ちょうどそのタイミングで開催予定だったDMMオンライン展示会にエントリーしました。イベント・コンサート請負業という業種の性質上、これまで企業を招致して交流を持つ機会がなかったため、オンライン展示会への出展そのものが初めての試みでした。
出展を決めたのは、「QQマネー」の告知と、他業種への新規ターゲッティングを視野に入れていたからです。また、今後のバージョンアップとしていろんな機能をつけたいと考えていたので、そのために他の出展社から広く意見をヒアリングすることも目的の一つでした。
いろんな企業が集まる オンライン展示会は、
商談までの流れが圧倒的に速い
オンラインの展示会場ではどんな交流が生まれましたか?
複数の出展社が集まる交流ラウンジでは、他社からアプローチを受けたり、逆に他社に話を聞きに行ったり、あちこち回ってみましたね。画面上で自分のアイコンを動かして、相手の近くに寄るとその声が聞こえてきて、オンラインゲームのボイスチャットみたいな感覚でした。
オンラインで声をかけることに、最初はちょっと抵抗もありましたが、やり始めたらすぐに慣れました。相手にとっても、声をかけられたほうが時間を有効に使えるかなと思ったので、積極的に話しかけました(笑)。
もしこれがオンライン展示会ではなく、一社一社個別にアポイントを取って回ると、商談をセッティングするまでにかなりの手順や段階を踏まなければならないので、時間も手間もかかります。その点、オンライン展示会はいろんな企業が集まっているので、商談を始めるまでの流れが圧倒的に速かったです。
交流ラウンジから個別の商談に進むと、Zoom会議のような形で、普通のWeb商談と同じように利用できました。入り口がオンライン展示会だと、商談もそのままオンラインでというのが自然な流れで、アポ取りから商談のセッティングまですべてオンラインで完結できる。この一年でWeb商談自体がかなり一般的になってきたので、その点は使いやすかったですね。
ターゲッティングやヒアリングの成果はいかがでしたか?
同業者からバージョンアップのアイディアをもらったり、「QQマネー」とどのようなコラボレーションの可能性があるかを探ったりしたかったので、まずは同業他社と話をできたのが大きな収穫でした。たとえば勤退管理システムや給与明細システムとの連携など、どこまで機能を広げられるかを模索しているところです。
他社からは「QQマネー」を導入したいというアプローチもあれば、僕らと同じように同業者間でどのような形のコラボレーションができるかといった相談もありました。そこから実際に契約に至った社もありますが、それも含めて、いろんなつながりができたことがよかったですね。
続けてこそ成功の傾向が見えてくる
オンラインならではのメリットを感じた点や、使い方のコツはありますか?
オンライン展示会の場合は、どちらかというと、出展の前段階のほうが重要かもしれません。リアルの展示会は当日勝負の部分が大きいので、その場で注目を集めて自社のブースに来てもらうことが大事ですが、オンライン展示会はその前に勝負できる余地があることがメリットになると思います。事前に商談の予定を組んでおいたほうが話は早いし、成約の確率も上がる。実際に使ってみてそんな気がしました。
弊社としては、営業ツールとしての機能をオンライン展示会に求めていたので、自分たちが想定していない層の企業にも話を聞いてもらえる機会が増えるのは魅力でした。どんな企業が、何を欲していて、自社に興味を持ってくれるのか。営業はもちろんですが、マーケティング的な使い方もできるように思います。
今後またオンライン展示会を利用してみたいと思いますか?
そうですね。次回のDMMオンライン展示会(バックオフィス総合サミット)にまた出展する予定です。新たに商談オファー機能が付いたので利用してみたいですね。その後も機会があれば参加していこうと思っています。
とすると、継続して参加する方が、結果的には商談の成約率も上がると。
一回限りの出展で結果を出そうとするのではなく、続けてこそ使い方をより工夫したり、成功の傾向が見えてきたりすると思うので、長い目で活用していくのがいいのではないかと思います。
- 文=奈々村久生
- 撮影=山本春花(@haruka146)
本事例は2021年5月時点の情報です
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- 設立
- 2019年10月
- 資本金
- 1,000万円
- 社員数
- 15人
- 事業内容
- 経理・給与の決済代行業務、広告代理業務、その他附帯する一切の業務