半年の営業成果を3日で達成!取り組み方次第で、成果は大きく変わる
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- 出展目的
- 新たな業界への参入
- 課題
- 新規顧客開拓の機会を増やしたい
- 成果
- 今後につながりそうな濃いリードを多数獲得
最大のメリットは効率の良さ
DMMオンライン展示会という取り組みを知ったとき、率直にどう思われましたか?
第一回目の緊急事態宣言後で、見本市や展示会といったイベントがしばらく実施されないかもしれないと感じていたので、これまであまりお付き合いのなかった業種の方々と出会える貴重な機会をいただけて、ありがたかったですね。
弊社はこれまでCMやゲーム、オーディオドラマなどの音響制作を中心に活動してまいりました。2019年に初めてTVアニメの音響制作を担当したことをきっかけに、本格的にアニメ業界へ参入していこうとしていた矢先、新型コロナウイルスが流行し、新規の開拓機会が失われました。
新しい会社ゆえ、多くのアニメ会社様に弊社のご紹介をしたいと思いながらも、なかなか出会えない状況に困っておりました。そんなとき、弊社所属の音響監督から、こちらのオンライン展示会(アニメ・ゲームサミット)の存在を教えてもらったんです。
オンライン展示会(アニメ・ゲームサミット)に参加してみた感触はいかがでしたか?
コミックマーケットが典型的ですが、リアルな展示会は現地で同じイベントに参加しているという特別感が、距離を縮めるきっかけになると考えています。何気ない雑談から思わぬ形で仕事につながることがあります。
オンライン展示会で同じような感覚を持つことは難しいですが、裏を返せば、僕も含めて参加者が「ビジネスの場」としての意識を強く持って参加しているということ。無駄話がなくサッと本題に入れて、効率がいい点は大きなメリットだと感じました。
おかげで、集中的にいろいろな会社の方とお話をさせていただくことができました。
半年分の営業成果を、
3日間のオンライン展示会で達成!
会期中に何社とお話ができましたか?
商談予約機能を活用して、最終的には1日あたり5件から6件、3日間でおよそ15社とやりとりができました。出版社やスマートフォン向けのゲーム会社といった、これまでお付き合いのなかった新しい取引先の開拓につなげることができています。
アニメやマンガ、ゲームといった弊社が関わるタイプの案件は、短いものでも半年から1年ほど成立までの時間がかかります。なので、まだはっきりとした成果と呼べるものはありませんが、4社から実績と見積もりの提出を求められており、うち2社とは具体的な案件のご相談まですることが決まっています。
通常の営業だと、半年から1年で大体100社程度にアプローチしても、返信があるのは5社もあればいい方で、よいお返事をいただけるのは1社くらいだったりします。それを思うと、オンライン展示会はかなり反応がいいですね。
交流ラウンジを最大限に活用されたのですね。
はい。取り組み方次第で大きく成果が変わる場で、あってよかったです。
最終日に設置された「打ち上げ会場」のスペースもよかったですね。結構な数の参加者がいて、新しいつながりもできましたし、知り合いと各自コンビニでお酒を買ってきて、ゆるく会話をする流れになったのも楽しかったです。もっと時間があってもよかったくらいです(笑)。最終日だけといわず、会期中は毎日やってもいいのではないでしょうか。
成果を上げるには 集中的に取り組むこと。
資料作成も工夫を
アニメ・ゲームサミットの会期中は、開場から閉場までずっとしゃべり続けて、休憩したのはお昼ご飯を買いに行ったときくらいでした。ホテルに部屋をとって、自主的に“缶詰”になったんです。
商談のアポイントをとった方とばかりではなく、空いている時間には交流ラウンジに顔を出して、知り合いをつかまえて雑談をしたりもしました。そうしたやりとりの中から、全く新しいアニメ業界の方と面識を得ることもできたんですよ。
オンライン展示会に参加すると決めたら、開催期間中は集中的に取り組んだ方が成果は上がると思います。
オンライン展示会で成果を出すために、工夫されたことは何でしょうか?
視認性の高い、見やすい資料を作って、サッと相手にデータをお渡しできるように心がけました。資料一式をまとめたものを一括でダウンロードできるDropboxのリンクを作成して、興味を持っていただけた方にはURLをコピペしてすぐに送れる状態にしておいたんです。
オンライン展示会の利点はそこにもあって、最初からオンラインに対応できる人が参加しているので、データのやりとりが滞ることがなく、その意味でも話が早かったです。
対面は対面で、オンラインはオンラインで、それぞれ強い点、弱い点があり、オンラインの展示会にはまだまだ可能性も感じますので、コロナが落ち着いてからも使い分けていけたらいいですよね。
- 文=前田久(@maeQ)
- 撮影=山本春花(@haruka146)
本事例は2021年6月時点の情報です
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- 設立
- 2016年9月16日
- 資本金
- 400万円
- 社員数
- 4名
- 事業内容
- 音響制作、映像制作、音楽制作、デザイン制作、広告宣伝及びグッズ等販促物の企画・開発、出版物・映像・ゲーム・音楽などの企画・制作・販売と版権管理、前各号に附帯関連する一切の事業